▶慢性的な首こり肩こりの原因は、うつ向く角度にあった
2019年06月3日
スマートフォンやパソコンを使用する際に、うつむく角度が浅いほど慢性的な首・肩への負担が軽減します。私たちの頭の重さは約5kg~6kgほどあり、うつむく角度が深くなると最大30kgほどの重さになります。この重さが首や肩の負担をかけてしまいます。
慢性的な首コリ・肩こりが起こる原因の多くは、うつむきながらする作業を長時間続けることです。うつむきの作業が長く続くことで通常の頭の重さの倍以上の重みが常に首や肩に加わり、首や肩は常に筋トレをしているような状態に陥ります。
例えば、うつむきながら操作するものに「スマートフォン」があります。
首の角度の曲げ方によって重さが大きく変わっているのが分かるでしょうか。
左から
うつ向き0度 :5~6㎏
うつ向き15度:12kg
うつ向き30度:18kg
うつ向き45度:22kg
うつ向き60度:27kg
首と肩の痛みは角度が30度以上になると発生しやすく、他にも頭痛や眼精疲労など体の不調の症状も起こりやすくなります。この、うつむいた姿勢が原因で、1日では解消しきれないほどの負担が「首」や「肩」にかかり蓄積していくのです。
頭を支えるのは頭から下の体ですが、一番影響があるのは「首」「肩」の部位です。顏のうつむく角度が深くなると、首と肩にかかる頭の重さは最大25kg~27kgと通常の頭の重さの5倍ほどに重くなります。深くうつむいた姿勢をすることで30kg近い重さが「首」と「肩」に集中してかかるため、この負担が頻繁に、かつ長時間続くと、首と肩は疲労を起こします。
疲労が起きた場合、体を休める必要がありますがケアをしなかったり、疲労が強すぎたりすると疲れが取れきれず、溜め込んだまままた同じ姿勢を繰り返すことで積み重なり慢性化していくのです。
頭の重さは約5kgで、2ℓのペットボトル3本分に値し、決して軽くはありません。うつむく角度を深くして5倍の負担となれば、2ℓペットボトル15本分になります。
傾きの角度が変わっただけで5kg→約30kgとなり、約5倍もふたんがかかってしまうのです。
このような姿勢は、スマートフォンだけではありません。
・勉強・読書
・家事・育児
・パソコンetc…
日常生活のさまざまな場面で起こり得ることです。
ほとんどが日常生活から蓄積されることなので、まずは自分の姿勢がどのくらいうつむいているのか思い返してみましょう。そして、いつもの顔の角度をほんの少し、10度でも、20度でも、浅くしてみてください。その心掛けが今の慢性的な首コリ・肩こりを大幅に軽減させます。
ゆめたか接骨院金沢院、美容整体師の高島からのワンポイントでした。
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